哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「都合の悪い」自分【再掲】

誰にも、
それぞれ「才能」や「能力」があります。
 
 
ですが、そもそも、
自分がそれに「気が付く」
ことがないまま、
 
 
その「才能」や「能力」を活かしきれていない、
ということはよくある話かと思います。
 
 
 
 
「自分のことは、自分が良く分からない」
というもので、
 
 
それは、自分にとって、
 
「都合のいい」自分だけを
観たいがために、
 
 
「ありのまま」の自分を、
受け入れられないから、
 
ともいえるのです。
 
 
 
 
誰しも、
自分の「都合の悪いところ」は、
「認めたくない」ものですよね。
 
 
 
それは、ある意味、
「自分のことが、一番好き」
 
というところからくる思いでもあって、
 
 
 
都合の悪いところを
「認めてしまう」と、
 
自分で自分を「傷つける」
ことになり、
 
それを避けるための「防衛手段」
なのです。
 
 
 
 
そして、それは、
「今の自分を変えられない」
 
という「前提」、
 
 
いわば、
「信念」に基づく、
ものでもあるといえるのです。
 
 
 
 
もし、
自分を「思い通りの自分」に変えることが
出来るのならば、
 
 
「都合の悪い」ところも、
「都合のいい」ように変えてしまえば、
いいのです。
 
 
 
「都合の悪い」自分も、
元は「自らが作り出したもの」なのですから。
 
 
そうであるならば、
それを「変える」ことも出来るはずなのです。
 
 
 
 
「ありのまま」の自分を、
観ないようにするのは、
現実から目を背けているだけに過ぎません。
 
 
 
ですので、
「ありのまま」を認めることは、
とても大事なことなのですが、
 
 
「都合の悪い」ものだと、
「認識して」いながら、
 
それにも拘わらず、「何もしない」、
 
ということも
非常に「勿体ない」ことだと思うのです。
 
 
 
自分の人生の主導権は、
どこまでいっても、
「自分」なのですから。