哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

出来事と意識

【出来事と意識】
 
 
私達の周囲に起きる出来事というのは、
単なる出来事に過ぎないのですが、
 
 
そこに、いい悪い等の、
何かしらの評価、判断を加えているのは、
私達の意識なのです。
 
 
 
意識、見解というのは、
人の数だけ存在し、バラバラなのです。
 
 
 
一見、
自分にとっていいことが起きたように思えても、
 
人によっては、
真逆の見方をすることもありえますし、
 
その逆のパターンも存在するのです。
 
 
 
 
一つの出来事には、
様々な見方が可能で、
 
たとえどのようなことであっても、同じなのです。
 
 
出来事には、
いいところがあれば、同じ分だけ、
悪いところの側面があるのです。
 
 
 
 
しかしながら、
自分の意識が、どちらかに偏っていれば、自ずと、
一方に対して強く、敏感に感じ取ってしまうのであり、
 
 
とりわけ、私達の意識というのは、
どうしてもネガティブ、悪い方向に向きがちで、
 
 
意識しない限り
誰もが例外なく、ネガティブに陥ってしまうのです。
 
 
 
 
本当は、
いいことも起きているはずなのに、
 
 
そこを意識していないから、気が付くこともなく、
悪いことばかりに目がいってしまう、
 
 
自分には悪いことばかりしか起きない、と、
錯覚してしまうのです。
 
 
 
 
物事には、
いい悪いの、両方の側面がある以上、
 
 
悪いことしか起きない、ということはなく、
いいことも悪いことも等しく起きている、のです。
 
 
 
言葉を変えれば、
悪いことしか起きない、と思うのは、
 
 
それと同じだけ、
いいことも起きている、ということでもあるのです。