哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

焦りと自信

 
いつも、
心のどこかで焦っている人がいると思います。
 
 
 
一つのケースとしては、
 
自分に降りかかった問題に、どのように対処すべきか、
全く分からなくなってしまう、
 
ということが言えると思います。
 
 
 
 
焦ったところで、何も状況は変わることはなく、
 
ただただ、自分で自分を追い詰め、
より苦しい思いにさせてしまうだけ、
 
というのは、
誰もが一度は経験のあることではないでしょうか。
 
 
 
 
 
焦ったところで、
問題が解決するわけでもなく、
どうにかなるわけではないのですから、
 
 
焦る必要は微塵もないのです。
 
 
 
それよりも、
まずは、現実をきちんと直視して、
状況を正確に知るということが必要なのです。
 
 
 
 
 
焦ってしまうと、
現実をきちんと見ているようで、
実際は、何も見ることが出来ず、
 
 
自分の頭の中で、
作り上げてしまってしまった想像や思い込みによって、
 
自分自身が踊らされていることが殆どなのです。
 
 
 
逆に言うと、
現実をきちんと見ようとしないから、
焦ってしまうのであり、
 
 
きちんと見ようとしないのは、
心の中で、
問題を避けようとしているからとも言えるのです。
 
 
 
そして、
問題を避けようとするのは、
その問題を解決することへの自信のなさ、であり、
 
自分に対する信頼、に関わっているのです。
 
 
 
 
 
 
もっと自分を信じてもいいのではないでしょうか。
 
 
解決できないものは、何もないのですから、
 
 
焦ることで、これ以上、
自分の心を苦しめることはないのです。