哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

誰の意思

 
私達は、何かに迷った時、
 
どうするべきか、ということを基準に、
物事を選択しようとします。
 
 
 
どうするべき、というのは、
言い換えれば、
 
 
何が一番よい選択なのか、
ということを、
 
 
自分の意思ではなく、
他者や社会の基準に基づいて判断するのであって、
 
 
客観性を持って判断するにはよいのかもしれません。
 
 
 
 
しかしながら、
どのようなことであっても、
 
 
最終的に決断しているのは、自分、であることを
忘れてはなりません。
 
 
 
 
何かを選択する、というのは、
 
 
どこまでいっても、
 
自分の主体的な意思に基づいて行う、
ということに変わりはなく、
 
 
 
たとえ、
自分が納得していないことであっても、
 
 
自分がそれを選択したのであれば、
 
 
それは、
自分の意思でもって選択したことになるのです。
 
 
 
 
そして、
 
物事は、常に、
自分が選択したその瞬間より、動き出していくのです。
 
 
 
自分が動かしていくのです。
 
 
 
 
 
全ての判断は、
自分の意思において行われるもの、
 
 
他の誰によるものでもないことを、
肝に銘じておかなければならないのです。