哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

決められたルート

 
どこへ行くにも、何かをするにも、
心の中で無意識の内に、ルートを描いています。
 
 
 
それは、
最短で、かつ最適な方法で、
目的地に到達するために必要なことではあるのですが、
 
 
一方で、
その描いたルートに沿っていこうと、
強く意識するあまり、
 
 
どうしても、それとは異なる、
他のルートの存在を見落としてしまいがちになります。
 
 
 
元々、
ルートを辿るということは、
ただの手段であったはずですが、
 
 
いつの間にか、
目的になってしまっているということなのです。
 
 
 
 
 
当然ながら、
私達にとって大事なのは、
目的地に辿り着くことであって、
 
 
必ずしも、
そのルートを辿らなければならない、
ということではありません。
 
 
 
一つのルートに拘る理由は、微塵もないのです。
 
 
 
 
 
そもそも、
目的地に辿り着くためのルートは無数にあって、
 
 
たまたま、
一つのルートを選択しているに過ぎないのですから、
 
 
いつでも、どのような状況であっても、
ルートを変更することは可能であって、
 
 
決められたルート、というものは存在しないのです。
 
 
 
 
ルートは他にもたくさんある、
 
ということを、
いつでも意識しておくべきだということなのです。