哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

誰のために生きる

 
生きるというのは、
誰よりも、自分自身のためなのですが、
 
 
この、自分のために生きるということが、
 
 
巡り巡って、
他の人にも少なからず大きな影響を与え、
 
 
結果的に、
他の人のために生きることにもなるのです。
 
 
 
 
勿論、
 
自分以外の誰か、
例えば、家族や大事な人のために生きる、
 
という思いを持っている人も多くいるかと思いますが、
 
 
ここで重要なのは、
 
 
たとえ、
自分以外の人のために、という思いが一番にあっても、
 
自分を蔑ろにしたままではいけない、ということ。
 
 
 
 
自分自身を大事にすることによって、はじめて、
他の人も大事に出来るのであって、
 
 
 
それは、
自分が存在すること自体が、
他の人のためになっているということなのです。
 
 
 
 
自分を大事にする、ということが、
 
 
間接的に、
他の人のためでもある、ということであり、
 
 
 
自分自身を置き去りにしたままでは、
他の人のためにはならないということなのです。
 
 
 
 
当然ながら、
 
他の人に貢献したい、役に立ちたい、という思いは、
とても大事なことなのですが、
 
 
 
しかしながら、
その思いを他の人に向けるより先に、
自分自身に対して、その思いを向けなければならないのです。
 
 
 
 
則ち、
他の人のために生きるということは、
 
 
自分のために生きること、自分を大事にするということが、
大前提にあり、
 
 
私達は、自分自身のために生きることを、
もっと意識しなければならないのです。