未熟な存在
私達の誰もが、
様々な目的を持って、何かを目指そうとします。
そして、心のどこかで、
完全、完璧、完成、100%、といったことを
目指していることはないでしょうか。
しかしながら、何を目指そうとも、
その目指す先というのには、決して終わりはなく、
完全なもの、完成されているものというのは、
どこにも存在していないのです。
どんなに素晴らしい人格であっても、
類まれな才能や知識、経験を持っていたとしても、
その全ての要素において、完成されることはなく、
私達が、どれだけ努力や苦労を重ねたところで、
常に、未熟であることに変わりはないのです。
ですが、未熟であるからこそ、
どこまでいっても、その先があるわけで、
それが、自分の可能性でもあるのです。
私達は誰もが未熟です。
どれだけ生きようとも未熟なのです。
ですが、
いつでも未熟でいられるからこそ、
自分の可能性を試し続けることが出来るのですから、
未熟であることを自覚し、未熟な自分を認めてしまうべきなのです。
そうすることで、
もっと自分に素直に生きることが出来るはずなのです。