哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

軌道修正

 
いろいろ悩んだ末に、
ようやく決断したことであっても、
 
 
それでも尚、
その決断したことに後悔してしまうことは、
誰しも覚えのあることだと思います。
 
 
 
 
何の後悔も未練もなく、決断出来ることというのは、
 
 
そもそも、自分にとって、
大したことではなかったのであり、
 
 
逆に、さんざん悩んで決めたのに
それでも迷いや後悔があるというのは、
 
 
それだけ大事な選択だったということでもあるのです。
 
 
 
 
自分が採らなかった選択肢というのは、
 
 
全てが空想で終始してしまうのであって、
そのことに思いを馳せたところで、何の意味もありません。
 
 
 
 
 
誰一人として、時を戻すことは出来ないのです、
 
 
 
ですが、いつでもどこでも、
軌道修正することは出来るのです。
 
 
 
 
 
人生を決める大事な局面や選択する場面というのは、
そんなに多くあるわけではありません。
 
 
 
大事な局面であるから、
その選択に間違いがないように、
 
 
慎重に思案するのか、もしくは、
直感に従って決めるのか、
 
 
全ては自分の判断次第。
 
 
 
 
大事なことであるが故に、
失敗はしたくないし、失敗することが赦されない、
 
 
と思ってしまうことでしょう。
 
 
 
ですが、
自分が何を選択しようとも、そこで終わりではないのです。
 
 
 
判断した時には、誤りはなかったとしても、
どこかで、失敗に転じるかもしれませんし、
 
その逆もまたあり得るのです。
 
 
 
 
人生は決断の連続なのです。
 
 
ですが、それで全てが決まるのではありません。
 
 
 
どこかで決断を誤ったとしても、
 
たとえ、
それがどのような状況であったとしても、
 
 
自分の思う方向に、軌道修正すればよいのです。
 
 
 
誤った状態のまま、その流れに乗って、
突き進むことも、時には必要なことではありますが、
 
 
恐れずに勇気を持って、軌道修正することも必要なのです。