哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

周囲からの目

 
誰にとっても、
 
多くの人に注目されるということは、
悪い気はしないと思います。
 
(勿論、良い意味で、
注目されるということですが)
 
 
 
 
それは、
 
自分には、
他の人にはない存在価値があり、
 
 
自分がそれなりの人物である、
と思わせてくれるからです。
 
 
 
 
しかしながら、
 
そのような生き方にも、代償があり、
 
 
それは、いつでも、
周囲に評価されるような自分でいなければならない、
 
ということにあり、
 
 
 
この場合、
 
自分が誰であるかを、決めるのは、
 
自分自身ではなく、
周囲の人にあるということなのです。
 
 
 
 
無意識の内に、
 
周囲の人に承認を求め、
 
その承認を受けることによって、
自分自身というものを確立してきたのです。
 
 
 
 
今の自分とは、
 
周囲の目によって、
たまたま作り上げてしまった、一つの姿でしかないのです。
 
 
 
 
そして、
 
周囲の評価から自分を解放しない限り、
どこまでいっても、
 
自分の判断基準は、他人にあり、
周囲の承認がないと、行動出来ないのです。
 
 
 
 
ですが、
 
それが、本当の自分の姿だとは、
誰もが思っているはずはありません。
 
 
 
本当の自分とは、
 
今の自分とは異なる、
全く別の顔を持った存在なのです。
 
 
 
 
自分の行動を決めるのは、
周囲の評価ではなく、自分の感性なのです。
 
 
 
周囲の目から自由になること、
 
 
私達には、はじめから、
その自由があることを忘れてはいけないのです。