哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

自分にとっての敵と味方

 
誰にとっても、
「敵」や「味方」は存在します。
 
 
 
「敵」は、
自分の人生を不幸にし、
 
「味方」は、
幸福な生き方を手助けしてくれる存在です。
 
 
 
 
「敵」ばかりの人生は、
当然ながら、苦しいばかりですし、
 
「味方」ばかりの人生というのも、
ほとんど現実的とは言えません。
 
 
 
誰もが、
「敵」と「味方」の双方を持ち、
 
それぞれと向き合いながら、
生きていかなければならないのです。
 
 
 
 
 
 
そして、
 
自分にとって、
何が「敵」で、何が「味方」なのか、
 
 
その存在を知ることは、
とても重要なことでもあるのです。
 
 
 
 
私達はどうしても、
 
 
自分にとっての「敵」や「味方」、
 
則ち、自分にとって、
何が不幸で、何が幸福をもたらすのか、
 
というものを、
 
 
自分の外側の世界、
周囲の人や環境に求めてしまいがちです。
 
 
 
しかしながら、実際は、
 
自分の内側にある、
「こころ」が決めるのであって、
 
外側の世界とは無関係なのです。
 
 
 
 
 
 
何かの出来事が起きると、
 
即座に、
「こころ」は様々な反応をします。
 
 
 
それは、
怒りや後悔、嫉妬や悲観等の感情であったり、
 
反対に、
赦しや希望、祝福や楽観等の感情であったりもします。
 
 
 
 
同じ出来事であっても、
自分の「こころ」の状態次第で、
 
 
「敵」にも、「味方」にもなるのです。
 
 
 
 
そもそも、
 
私達の「こころ」は、とても弱いので、
 
 
そうなりたくはないと思いながらも、
 
どんどんネガティブな方向へ、
自分自身を不幸に追いやってしまうのです。
 
 
 
 
ですから、
 
常に、
自分の「こころ」の状態を知る必要があるのです。
 
決して、蔑ろにしてはいけません。
 
 
 
 
自分にとっての「敵」や「味方」の、
その正体は、
 
自分の中に内在する「こころ」であり、
自分自身そのものなのです。
 
 
 
 
私達は、
本当の「敵」、「味方」の存在に、
早く気付かなければなりません。
 
 
 
「こころ」の方向性によってのみ、
人生の幸、不幸が定められるのですから。