哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

問題の所在

 
誰もが、
様々な問題を抱えていることと思います。
 
 
 
仕事や将来のこと、人間関係のこと・・・
 
 
 
同じような問題だったとしても、
 
 
人によって、
それぞれ捉え方は異なり、
問題の解釈の仕方も違うのであって、
 
 
どのような問題であっても、
 
その問題は自分だけにしかない、
ということなのです。
 
 
 
 
 
そもそも、問題とは、
 
自分が問題として認識したことによって、
はじめて問題となるのです。
 
 
 
 
そして、
 
どんな問題も、
その問題のことを考えた時だけ存在するのです。
 
 
 
逆に言えば、
 
その問題を考えていない時は、
問題は存在すらしていない。
 
 
 
しかしながら、
 
思考を止めることは出来ないので、
常に問題を存在させないことも難しいのです。
 
 
 
 
 
問題とは、
そのようなものであって、
 
 
問題を問題としているのは、
自分自身なのであり、
 
問題は常に自分の内側に存在している、
 
 
ということなのです。
 
 
 
 
 
当然ながら、
 
自分の思考によって作り出されたものに、
自らが振り回されるべきではありません。
 
 
 
 
問題は問題に過ぎず、
思考は思考に過ぎないのです。
 
 
 
自分が思考し、
自分が問題として作り上げている、
 
 
ということを、
いつでも忘れないでいることが重要なのです。