自分にとっての現実
自分が見ている出来事の全ては、
自分の思考や解釈、
というフィルターに通されたものです。
ですので、
今までに起きた、と思っていること、
今起きている、と思っていること
これから起きる、と思っていること
全ては、
自分が思っていること、
に過ぎないのですが、
それは、
信じて疑うことのない、
「自分にとっての現実」なのです。
ところが、
「自分にとっての現実」が、
「実際の現実」と同じものなのかは、
非情に疑わしいところです。
「実際の現実」を、
正確に認識していなければ、
何もうまくいくことはないのに、
それでも、
「自分にとっての現実」が、全てだと、
信じて疑わないのだから、
うまくいかない原因を、
他のところに求め続け、
未だにそのスパイラルから
抜け出すことが出来ずにいるのです。
「自分にとっての現実」というのは、
自分の思考が作り出したものに
過ぎないのですから、
疑うべきは、
他の誰でもない、
自分の思考なのです。
今までに起きたこと、
今起きていること
これから起きること
自分の思っていることを、
全て、疑いの目で見てみるのです。
自分の思考を、
外から眺めてみるのです。
そうすることで、
見えていなかったもの、気づかなかったことが、
数多くあることを知るのです。