哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

思考の中の世界

 
私達は、
常に、何かを考えています。
 
 
 
集中している時、
ぼんやりしている時、
 
いかなる時でも、
頭の中では、何か考えていて、
一時も休むことはありません。
 
 
 
 
一方で、
私達の身体は、
外側の世界にあり、
 
 
その外側の世界において、
様々な情報を得ながらも、
心の中では常に、思考はし続け、
 
 
そして、
その思考から、
感情が揺り起こされることによって、
 
心の中で、
楽しい気持ちや、
苦しい気持ちになったりもするのです。
 
 
 
 
 
いうなれば、
 
私達は、
その存在自体は、外側の世界にあるものの、
実際は、
 
誰もが、
自分の思考の中の世界でしか生きていない、
 
ということなのです。
 
 
 
 
 
ところが、
 
自分の思考の世界なのだから、
何を思考するのか、
 
本来ならば、
自分で選択すればよいのですが、
 
 
どうしても、
自分の意図したいものとは、
異なる方向に思考が流れてしまうことがあります。
 
 
 
 
これは、
外側からの情報に、
あまりにも無防備になり過ぎており、
 
その情報に対して、
過剰に反応してしまっているからなのです。
 
 
 
 
 
身体は外側の世界にありますが、
 
私達がいるのは、
自分の思考の中の世界なのです。
 
 
 
思考の中の世界を築くのは、
自分しかいないのですから、
 
自分が、
自分の思考を支配しなくてはならないのです。