哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

生き方を選ぶ

 
私達は、
「私」という自分を生きています。
 
 
 
「私」というのは、
自分の思考によって創り出された存在で、
 
それは、
 
自分をどのように思い、
どのような自分として生きてきたのか、
 
によって決まってくるもので、
 
 
いうなれば、
 
自分というのは、紛れもなく、
自分が思った通りの人、になっている、
ということなのです。
 
 
 
 
ですが、
その、思った通りの自分、というのが、
 
本当に望む人生を生きているのか、
となると、
必ずしもそういうわけでもないのです。
 
 
 
 
 
自分の思う自分、というのは、
 
過去の経験や記憶、周囲の影響、
そして思い込みから、
 
自分で勝手に創り出しているものです。
 
 
 
得意だったこと、苦手だったこと、
好きだったこと、嫌いだったこと、
成功したこと、失敗したこと、
褒められたこと、怒られたこと、
楽しかったこと、悔しかったこと、
・・・
 
 
 
総じて、
 
自分は、「このような」人間だから、
「このように」生きなくてはならない、と、
 
 
自分が望む、望まないに関係なく、
その通りの方向に進もうとするのです。
 
 
 
 
では、
「このような」人間とは、
誰が決めたものなのか、というと、
 
 
それも、他ならぬ自分なのです。
 
 
 
 
本来、自分とは、
自分という存在があるだけで、
どのような生き方も選択することが出来るのです。
 
 
 
人によって、個性が違うように、
人によって、どのような生き方を選ぶのかも違うのです。
 
 
 
人生には、
決められた目的はないけれど、
それを自らが創り出すことは出来るのです。
 
 
 
 
自分が望む生き方があるのならば、
 
自分自身に対して、
その意志をはっきりと示すことが必要なのです。
 
 
 
自分の生き方は、自分が決めるのです。