哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

過去を変える

 
私達にとっての記憶や思い出は、
 
過去の自分に起きた出来事で、
自分の思考の中の世界だけに存在し、
今ここには存在しないものです。
 
 
 
そして、
この記憶や思い出が、
 
自分の思考や行動のベースとなり、
 
それは、
自分自身そのものでもあるとも言えるのです。
 
 
 
しかしながら、
 
この記憶や思い出こそが、
思考や行動に制限をかけ、
パターンや枠にはめてしまうことにもなり、
 
結果的に、
自分自身を苦しめてしまうことにもなるのです。
 
 
 
 
 
自分を苦しめてしまうのは、
 
過去の出来事そのものが発端ではありますが、
一番の原因は、
その出来事に対する解釈の仕方にあるのです。
 
 
 
とりわけ、
マイナスな出来事であれば、
どうしても、
マイナスの解釈をしてしまうことになってしまいます。
 
 
 
当然ながら
出来事それ自体は、
事実なので、変えることは出来ませんが、
 
 
解釈については、
自分自身の捉え方次第によるものなので、
いかようにも変えることが出来るのです。
 
 
 
つまり、
過去は変えられる、ということなのです。
 
 
 
 
私達にとっては、
 
事実である出来事に対してではなく、
その起きた出来事に対する思いや感情が、
 
今の自分の思考や行動を決めているのですから、
 
 
解釈の仕方によっては、
今の自分の思考も行動も変えることが出来るのです。
 
 
 
 
フォーカスすべきは、
 
出来事そのものではなく、
それに対する解釈なのです。
 
 
 
過去の苦い思いや苦しい出来事も、
 
見方を変えれば、
自分にとって、プラスになるのです。
 
 
自分の過去は、
変えることが出来るのです。