「相手の立場に立つ」という意味
自分以外の人の気持ちを理解することは、
人間関係において、何よりも大切なことで、
相手と「同じ立場」に立つ、
という行為は、
この社会において必要不可欠なことです。
とりわけ、
失敗をしたり、
悲しんだりしている人がいれば、
多くの場合、
慰めたり、同情したりすることが
ほとんだと思いますし、
それは、
本心から、相手を思いやる、という
人としてのいわば自然な行為なのですが、
どうしても、
自分と他人、
という「分け隔て」があるが為に、
どれだけ寄り添ったとしても、
本当の意味で、
相手と「同じ立場」に立つことは出来ないのです。
更に、状況によっては、
どのように親身に励まされようとも、
上から目線のようにしか聞こえなかったり
嫌味にしか聞こえなかったりと、
悪い意味で受け取られてしまうこともあるのです。
本当の意味で、
相手と「同じ立場」に立つためには、
まさに言葉の通り、
相手と「同じ立場」に立つ、ということで、
それは、相手の人と
同じように努力する
同じように泣く
同じように笑う
同じように失敗する
まさに、
相手と「事を同じくする」のです。
相手の気持ちを理解するには、
相手と「同じ立場」に立つことでしかなく、
相手と「同じ立場」に立つとは、
まさに、
自分と相手とが「違わない」ことにほかならないのです。