哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「文字」の限界

 
私達は、
「文字」を通して、
 
コミュニケーションをとったり、
様々な情報を取得しています。
 
 
 
 
「文字」がなければ、
今のような生活は成り立ちませんし、
 
私達が生きる上で、
欠かすことの出来ないものではありますが、
 
 
その一方で、
「文字」だけでは表しきれないものも、
数多く存在するのです。
 
 
 
 
その一つが、
「経験」、「体験」といった
「感覚的」なものであり、
 
 
それらの「感覚的」な何か、を通じてでしか、
知り得ることの出来ないものもあるのです。
 
 
 
 
 
「文字」にしてしまうことによって、
 
私達はどうしても、
その「文字」の内容、一言一句に捉われてしまいます。
 
「文字」の内容が、
全てだと誤認してしまうのです。
 
 
 
当然ながら、
同じ「文字」であっても、
 
人によって、
その「ニュアンス」の捉え方は様々。
 
 
 
そのような中で、
「文字」だけに頼ろうとすれば、
 
 
自ずと、
誤解を招いたり、認識の幅を狭めたり、
物事の本質を見落としてしまうことになり、
 
 
本当の意味で、
「知る」ということは出来ないのです。
 
 
 
 
「文字」とは、
有用ではあるが、不完全なもので、
 
 
「文字」だけに、
頼り切ってはいけないのです。
 
 
 
私達は、
それをもっとよく認識した上で、
 
「文字」と向き合っていかないといけないのです。