「感情」と向き合う
物事とは、
時の流れに合わせて、
淡々と流れていくものであるのですが、
私達は、その物事に、
自分の「感情」を紐づけることによって、
嬉しい物事や悲しい物事として、
記憶していきます。
そして、
物事というのは、
同じ事であっても、
人によって「受け止め方」が異なるもので、
自分にとっては、嬉しいことであっても、
別の人にとっては、逆に悔しいことだったりする、
ものであり、
更に、
同じ自分自身であっても、
その時の気分や、置かれている状況によっても、
「受け止め方」が変わるもので、
多くの人が、
自分の「感情」の赴くままに感じるばかりで、
自分が自分の「感情」をコントロール出来ている、
とは、言い難い状況なのです。
「感情」というものは、
身体や精神面にも大きく影響を及ぼすものでもあって、
良い「感情」でいれば、
健康でいられるし、
悪い「感情」を持ち続ければ、
心身にも悪影響が出るのです。
だからこそ、私達の誰もが、
常に、良い「感情」を保とうとするのですが、
実際のところは、
多くの人が、逆に、
自分の「感情」に振り回されてばかりなのです。
誰もが、
「感情」が大事であることは、
十分に認識しているし、
気を付けようとしているのです。
決して、
軽視しているわけではないのですが、
自分の「感情」に徹底することが出来ないがために、
ふとした油断から、
感情的な態度や言動をとってしまうのです。
自分の「感情」というのは、
行動するための源泉でもあり、底知れぬ力を持っています。
それが故に、
扱うのが難しいものでもあるのでしょう。
ですが、
その力が強大だからこそ、
自分でコントロールすることが出来れば、
きっともっと、
思い通りの生き方をすることが出来るはずなのです。
自分の「感情」には、
もっと徹底的に向き合っていくしか、
コントロールする術はありません。
シンプルではありますが、
難しいことでもあります。
ですが、
それ以外に安易な方法はなく、
ただ愚直にやり続けるしかないのです。