哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

誰の「承認」を得るのか

私達は、
何かしらの形で、「自分」のことを
 
「認めてもらいたい」、
という思いを持っています。
 
 
 
所謂、
「プライド」ともいえるもので、
 
 
「自分」で自分のことを「認める」だけでなく、
「他人」から「認められる」ことを求めてしまうもので、
 
 
誰でも、
そのような思いに駆られたことは、
少なからずあるのではないかと思います。
 
 
 
 
この「認められたい」という思いは、
 
人によっては、
「行動」の「原動力」となり、
 
それは、
頑張りや、
困難を乗り越えることが出来るためのもので、
 
 
いわば、
人生において「必要」なものではあるのです。
 
 
 
 
ですが、
「他人」が、自分を「認める」かどうかは、
 
「他人」が決めるものであって、
「自分」ではないのです。
 
 
 
 
「他人」にその思いを求めるのは、
 
則ち、
「他人」に「承認」を求めるものであり、
「他人」に「依存」してしまうことでもあるのです。
 
 
 
その一方で、
 
「自分」が、「自分」をどのように思うのかは、
 
全て「自分」次第であって、
「自分」の思うまま、なのです。
 
 
 
ですので、
今まで「他人」に向けていたその思いを、
「自分」に向けるだけで良いのです。
 
 
 
必要なのは、
「自分」の「承認」だけで、
「他人」の「承認」は、全く不要な存在なのです。