哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「腹に落ちる」感覚

心から「納得」、「理解」した時の、
「腹に落ちる」という感覚。
 
 
この感覚を得られると、
「迷う」ことや「悩む」ことが、
全くなくなるのですが、
 
 
現実には、
なかなか得ることの「難しい」ことでもあるのです。
 
 
 
 
 
「腹に落ちる」という感覚は、
言い換えれば、
 
 
「100%、完全に信じ切る」
という状態でもあって、
 
 
まさに、
少しの「疑念」や「不安」もない、
状態です。
 
 
 
さらに言い換えると、
 
自分にとっての「真実」を得る、
 
ともいえるのでしょう。
 
 
 
 
 
全ての物事は、
「多面的」な要素を含んでいるもので、
 
 
その中のどれかが、
「正しい」、「間違っている」、ことはなく、
 
 
そのどれもが、全て、
「正しい」わけでして、
 
 
 
そのような中で、
何か「一つ」の側面だけをみて、
 
「腹に落ちる」
「完全に信じ切る」
 
という感覚を得ることは、
とても「難しい」ことだと思うのです。
 
 
 
その見方を打ち消す
「別の」側面が、そこにあるのですから。
 
 
 
 
そして、そのことを
誰でも「頭では理解」しているのですが、
 
やはり、
「腹に落ちる」こととは、全く異なるのです。
 
 
 
 
それにも拘わらず、
自分の心が、
「納得」していないのに、
「納得」する「フリ」をさせていませんか。
 
 
 
自分の心を
「無理矢理」に「納得」させることは、
誰にも出来ません。
 
 
 
私達に出来るのは、
自分の心が「納得」するまで、
 
 
ひたすらに、
「腹に落ちる」瞬間を待つしかないのです。