哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「弱さ」を「認める」

私達は、誰もが、
「強い」自分でありたい、
 
と思っていることでしょう。
 
 
 
自分の内面的な部分、則ち、
「精神」や「心」が強くあれば、
 
自分の「言動」や「行動」を信じて疑うことなく、
「迷い」が何もないのですから、
 
生きることが圧倒的に、
「楽」になるのです。
 
 
 
 
ですので、とにかく
「強く」なりましょう、
 
ということなのですが、
 
 
 
そのためには、とにかく、
 
自分の「弱い」部分を、
正しく「認める」、ということ、
 
 
これが必要となるのです。
 
 
 
 
そもそも、
 
「強く」なる、
ということは、
 
「弱い」部分があるからこそ、
であって、
 
 
その「弱い」部分を「認めない」、
ことには、
何も始まらないのです。
 
 
 
 
私達は、どうしても、
自分の「弱い」ところは、
目を背けがちなのですが、
 
 
 
それは、
「弱さ」を「認めて」しまうことが、
 
自分自身の全てを「否定」することに繋がると、
謝って「錯覚」してしまうから、
 
でもあるからなのです。
 
 
 
 
勿論、人である以上、
 
誰にでも
「強い」ところと「弱い」ところがあって、
 
誰もが「不完全」である、と、
頭では理解していてもなのです。
 

 
 
 
ですので、
 
「強く」なりたいのに、
「弱さ」を認められない、
 
 
というジレンマに嵌ってしまうのです。
 
 
 
 
この、
自分の「弱さ」を認めるのに必要なのは、
「勇気」以外には、方法はありません。
 
 
 
「弱さ」を「認める」ことは、
自分を「正しく理解」することに過ぎず、
 
 
自分を「理解」していないのに、
自分を「否定」することは、
あり得ないのです。
 
 
 
 
今一度、
「勇気」を持って、
自分を正面から見つめ直してみましょう。
 
自分の「弱さ」を受け入れましょう。
 
 
それが、
「強い」自分、
でいるための唯一の方法なのです。