哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「偏り」のある考え方

誰しも、
考え方のどこかに「偏り」を持っています。
 
 
言い換えると、
「クセ」ともいえますし、
 
もっと言うと、
「偏見」ともいえるものです。
 
 
 
 
「偏った考え方」とは、
 
例えば、
「こうでないと、駄目」、
「これ以外のものは、あり得ない」、
 
というようなもので、
 
 
「一つの側面」のみしか見えていない、
状態です。
 
そして、ほぼ無意識的に、
その「考え方」を、
「自分で選択」しているのです。
 
 
 
 
当然ながら、
物事には「多面的な側面」があって、
 
 
それにも拘わらず、
「一つの側面」しか、
物事を捉えていなければ、
 
 
「他の側面」の存在を、
排除していることにもなるのです。
 
 
 
そして、
「他の側面」の存在とは、則ち、
未知の「可能性」であり、
 
 
「偏り」を持つ、ということは、
それも一つの「個性」ではあるのですが、
 
 
そこにある「可能性」を、
自ら「放棄」していることにもなるのです。
 
  
 
 
自分の「考え方」を持つことは、
とても大事なことです。
 
 
ですが、
そこに至るまでに、
「多面的な側面」を踏まえる必要があるのです。
 
 
「唯一絶対」の正解はなく、
たくさんの正解があるのです。
 
 
 
自らの考え方に、
「拘り過ぎて」はいませんか。
 
たくさんの「可能性」を見過ごしてはいませんか。