哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「想定外」をコントロール

私達は、
「何か新しいものを作る」、
「新しい仕組みを考える」、
 
 
といった場合、
今持っている最大限の「想像力」
を駆使して、ものや仕組みを考えます。
 
 
ですが、
この「想像力」を駆使したところで、
全ての問題を「網羅」することは不可能で、
 
 
いわゆる、
「想定外」の問題が発生するのです。
 
 
そして、
この「想定外」の問題を、
いかに「コントロール」するか、
というのが、大事になるのです。
 
 
 
 
そもそも、
あらゆる物事の全てが、
 
「やってみなければ分からない」、
ものであって、
 
 
最初から、
「想定内」に物事が進む、
ということは、ほとんど不可能で、
 
 
逆に、
「想定外」のことが起きることで、
はじめて「形」になっていくのです。
 
 
 
言い換えると、
「想定外」のことが起きる、
というのは、
 
 
「形」になるための、
一つのステップであって、
「必然」の出来事ともいえるのです。
 
 
 
 
 
何が起きるか分からないから、
「想定外」なのであり、
 
 
「予見」出来ないから、
準備のしようがないのです。
 
 
 
唯一あるのだとすれば、
 
「何が起きても大丈夫」
という自分の気構えだけなのです。
 
 
 
「想定外」の「出来事」に対する、
「コントロール」は出来ませんが、
 
 
どのような「出来事」であっても、
それに応じる「気構え」は、
「コントロール」出来るのです。

 
 
 
 
事前に、
どんなに綿密に計画を立てたところで、
その通りにはいかない。
 
全ての問題を「予見」することは、
出来ないのです。
 
 
 
ですが、
どんな問題が起きることも、
「覚悟」して、物事にあたれば、
 
その全てが、
「想定内」の問題、ともいえるのです。