物事の「二面性」
物事には、
全て「二面性」が存在します。
いわゆる、
「陰」と「陽」の関係です。
これは例えば、
「男性」と「女性」、
「知識」と「実践」、
「常識」と「非常識」、
「ポジティブ」と「ネガティブ」、
「プラス」と「マイナス」、
「メリット」と「デメリット」、
等々、
様々な事柄に対して、
常に、「相反する性質」が存在するのです。
そして、
何か物事に当たる時、
私達は、それぞれ「反する側面」が、
存在することを知りながらも、
どちらか一方のみを
「正しい」ものと「信じ」、
もう片方の要素から「目を背き」、
「偏った判断」を
行いがちになってしまうのです。
もしかしたら、
自分が「偏った判断」をしていると、
内心では「疑い」を持つこともあるのですが、
それでも、
「信じているものしか、認めたくない」
という気持ちもどこかに存在し、
それが、
人の「弱さ」であり、
この「弱さ」が故に、
物事がうまくいかなくなる、
ということは、
よくあることだと思うのです。
そして、これは、
逆の視点から言うと、
「相反する事さえも受け入れる」、
ことが出来れば、
物事を円滑に進ませることが出来る、
とも言えるのです。
自分が「絶対に正しい」、
と思った時ほど、要注意で、
そのような時こそ、
その「反対にあるものの存在」を
意識しなければならない、
ということなのでしょう。