哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「ありのまま」ではいけない

「ありのまま」とは、、
 
自分の良いところも悪いところも全て、
自分を偽ることなく、全てを認め、受け入れる
 
という意味で、とりわけ、
 
「弱くてダメな」
自分に目を背けてしまう感情を
改めさせてくれる言葉でもあると思います。
 
それは、
「弱くてダメなことはよくないことで、
それは自分ではない」
という「自己否定」ではなく、
 
「弱くてダメなところも含めて、
全て自分なのだ」
という「自己受容」
 
を促すものなのです。
 
 
そして、
この「自己受容」は、
とても大事なことなのですが、
どうしても陥りがちなこともあるのです。
 
それは、
「ありのままでいい」、
となると、額面通り、
 
「弱いままでいい、ダメなままでいい」
とも受け取れてしまうのですが、
 
本当にそのままであり続けてしまっては、
何の進歩もなく、
何も変わることはないのです。
 
 
自分の「弱いところ、ダメなところ」を
自分で「自覚」したのならば、
そのままであり続ける道理はないのです。
 
 
 
「自己受容」とは、
良いところも悪いところも、
自分自身をしっかり認識するための、
最初のステップに過ぎず、
 
それを踏まえて、
今後前向きに、どのように自分を変えていくか、
ということも重要なのです。