哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

即断と直感と自信

私たちはいろいろな局面で、
「即断、即決」の対応を求められる。
 
そして、この判断をすることが、
いかに重要なことなのかも十分に知っている。
 
だが、そうは言っても、
すぐに判断が出来ずに、
チャンスを逃してしまったこともあるだろう。
 
 
そもそも即断できないのは、
 
自分の「直感」を信じていない、
自分自身を信じていない、
からであり、
「失敗のリスク」が怖いから、である。
 
 
それでは、だからといって、
時間をかけて、様々な情報を収集すれば、
「必ず正解を得られる」か、
というと、そうでもない。
 
それは、
情報の取り方において、必ずどこかに、
「先入観」や「恐れ」の気持ちが入っているからである。
 
つまり、
自分にとって「都合のいい」情報しか、
取ろうとしていないから、
導かれる結論も、都合のいいものにしかなり得ない。
それが、「正解」とはとても言えないだろう。
 
それならば、
自分が「ニュートラルな状態」
であればよいのかもしれないが、
それこそ、
考え方や思考に「クセ」があるので、難しいことだろう。
 
 
そもそも、
時間をかけること自体、
機会損失、となっているのに、
正解、すら得られないのであれば、
 
もはや、
情報ばかり収集するために時間をかけることに、
意味はなくなってしまうだろう。
 
だからこそ、今一度、
自分の「直感」というものを信じてみてはどうだろうか。
 
 
 
未来は、予知出来るものではなく、
どのような結果になるかは誰にも分からない。
 
 
だから、
どこのタイミングで判断しようとしても、
大事なのは、「判断した後」のことである。
 
どのような結果になろうとも、
その内容をしっかり受けとめ、しっかり対応する、
 
その「覚悟」さえ出来ていれば、
少なくとも、判断に迷いはなくなる。
 
即断、即決することに、迷いはなくなるのである。