苦労と克服
「苦労」というのは、
その時のその人にとっての最も苦手とする弱点であるといえる。
それらは、
精神的負担のものと肉体的負担によるものに分けられるが、
その多くは、
「どうすればいいのか分からない」
という、
先の見えない不安感や恐怖感から来るものである。
これらの不安感や恐怖感については、
対処法さえ分かってしまえば、
後は、「作業」するだけのことなので、
もはや苦労という感じではなくなるかもしれない。
人は苦手な問題を、
根本的に克服しようとはなかなかしない。
目先の問題のみしか対処しようとしないのである。
だが、当然ながら、
根本的に克服出来なければ、
またどこかで形を変えて、やって来るのである。
どこかでしっかり向き合わなければならない。
その時に大事なのは、
「本気で同じ問題で苦労したくない」
と思うこと。
「苦労することを本気で嫌う」
ことである。
そこまで思わなければ、
本気で克服しようとは思わない。
苦労を嫌うことを、
克服するためのエネルギーとするのである。