哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

トラブルとチャンス

人の悩み事の多くにあるのが、
人間関係によるもの。
 
対人トラブルである。
 
会社や学校のような組織では、
先に入った人と後に入った人で上下関係が生じることは、
まだまだたくさんある。
 
 
そして問題なのは、
先に入った人が必ずしも正しい判断をする、
という確証が全くないというところにある。
 
 
もう一つ厄介なこととしては、
トラブルというのは、
「どちらが正しい」ということよりも、
「力の不均衡」による問題もあり、
 
単純に、
正しい方向に解決を持っていけばそれでいい、
というものでもないのである。
 
 
しかしながら、
その不均衡さを理由に、
「何もしない」 のであれば、
事態は何も変わることは出来ない。
 
もしかしたら、
「相手の考えが変わる」ということも
可能性としてあるかもしれないが、
 
それを待っていたところで、
そもそもの根本的な問題の解消にはならない。

 
結局のところ、
その不均衡を跳ね返すためには、
「自分の本気度」を「自ら示す」
しかないのである。
「不均衡に甘んじない姿勢」
を見せるしかないのである
 
 
そしてそれにはまず、
受け身体質から脱却しなくてはならない。
 
自分が変わらなければ何も変わることはないのだ。
 
しかし逆にいうと、
自分さえ変わってしまえば、
あらゆることが変わるかもしれないのだ。
 
 
トラブルはないに越したことはないかもしれない。
だが見方を変えれば、
自分を変えるための絶好のチャンスでもあるといえよう。