哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

他力本願

大人になり社会に出ると、
子供の頃には知ることもなかった、
様々な「現実」を見せつけられる。
 
それは、
社会の様々な仕組みや慣習、ルールであり、
実力しか通用しない非情で厳しい世界。
 
今の自分の力では、
どうすることも出来ない「現実」である。
 
 
自分一人の力ではとても弱く、
その「現実」を受け入れざるを得ない一方で、
 
思いもよらぬ「縁」や「タイミング」によって、
人生を大きく変化させることもある。
 
 
そして、
そのような「現実」もあるということを知ってしまうと、
 
満たされずに不遇な状況に陥っていることを、
全て自分の外側の影響のせいにしてしまい、
 
”自分もいつか良い縁が巡ってくるはず”
”どこかの誰かが助けてくれる”
 
と、外部依存や他力本願の思考パターンに陥ってしまう。
 
 
どこかで良い縁に巡り合うことは、
可能性としてゼロではないものの、
 
この思考パターンにはまってしまうことはよろしくない。
もしはまってしまったのなら、一刻も早く抜け出すべきである。
  
 
結局のところ、この社会の中で、
状況を変えることが出来るのは自分だけ。
 
最終的に信用できるのは、
自分しかいないのである。
 
 
今まで生きてきて、
周囲のサポートを受けながらではあるものの、
 
自分がしっかりして生きてきたからこそ、
今の自分がいるのではないか。
 
もっと自分を信用しよう。
現実を変えるのは、他でもない、
「今の自分」なのだ。