哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

根拠のない自信

何か行動を起こすのに重要な要素である、自信。
 
一般的には、
やる気まんまんの状態だけをイメージしがちだが、
必ずしもそれだけではなく、
言葉の通りシンプルに、
疑うことなく自分自身を信じきっている状態、
といえよう。
 
 
自信には、
これまでの経験に基づく自信、といった裏付けのあるものと、
他方で、そのような裏付けはないけど、とにかく自信がある、
いわゆる、根拠のない自信、でもある。
 

根拠のない自信、というのは、
 
何だか分からないけどうまく出来る氣がする
何となくやってみたい氣がする
 
そのような心の状態、
要するに、直感である。
 
 
改めて思い返してみても、
 
何事を行うにも、そもそも
自分自身を信じきっていなければ、何もはじめることは出来ない。
 
極論すると、本当は、
自信に裏付けも何も必要はないのである。
 
 
勿論、経験からの裏付けを求めることも大事だが、
 
私達は、何かにつけて失敗することばかりを恐れてしまい、
それが故に、
過去の実績や経験、論理的な考えばかりを判断の拠り所にしてしまっている。
 
 
根拠はないけど、とにかく自信がある、
それにも関わらず、
その感覚に敢えて蓋をしてしまってはいないだろうか?
 
思い立ったらやってみる、
根拠は全く必要ではない。
 
だから、もっと自分の感覚に耳をすましてみる。
きっと何かのサインかもしれない。