哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

自分への投資【再掲】

 
誰もが、
いまを生きるため、もしくは自分自身の価値を高めるために、
様々な自己啓発や自己研鑽に努めています。
 
 
 
そして、
自己啓発や自己研鑽をするためにも、避けては通れないのが、
 
それに見合う対価を払わなければならない、ということ。
 
 
 
つまり、
何かを差し出すだけの覚悟や思いがあって、はじめて、
自分に何かを得られることが出来るのであって、
 
 
無償で何かを得ようとしても、結局のところ、
何も身に付けられないのは、一つの例であり、
 
 
自分から差し出すものが何もない以上、
そこから何かを学ぼうとしても、徒労に終わるだけなのです。
 
 
 
 
自分を高めるには、
 
どのような形であれ、
自分への投資なくして、何も得ることは出来ないのです。
 
 
 
 
 
自分への投資は、
 
知識や経験として、
全て自分の中で価値として残り、決して廃れることもなく、
 
また、お金のように消えてなくなるものでもありません。
 
 
 
自分の中に残り続ける唯一の財産なのです。
 
 
 
そして、
この財産がまた新たな価値を生み出すことが出来るのです。
 
 
 
 
私達は、一生かけて、
自分を高めていくべきなのですから、
 
 
その自分に対する投資をやめてはいけないのです。
 
 

問題の所在【再掲】

 
どのような物事も、
はじめはごく小さいものでしかありません。
 
 
 
今、自分にふりかかっている厄介な問題も、
 
最初は、
取るに足らないものに過ぎなかったかもしれません。
 
 
 
ですが、
それが時間が経つにつれ、大きなものへと変化し、
 
 
問題は、より厄介に、より深刻なものになるのです。
 
 
 
 
誰もが、
問題が大きくなり、顕在化してきたところで、
 
 
はじめて、
問題として認識し、対処する必要性を感じるのですが、
 
 
問題として認識していない時点でも、既に、
問題となる事象は存在しているのです。
 
 
 
 
問題は、いつどこにも、常に存在しているのです。
 
 
 
問題は、
顕在化しなければ、対処のしようもありませんし、
 
全ての問題が顕在化するわけでもありません。
 
 
 
 
ですから、
 
問題が起きることは、ごく自然のことで、
 
 
たとえ、問題が起きないように配慮を重ねても、
また別の問題が起きることは避けられないのです。
 
 
 
 
問題が起きることを恐れてはいけないのです。
 
 
 
問題はあって当然なのですから、
 
そこばかりを憂慮せずに、もっと思い切りやってみるしかないのです。
 
 

失敗を恐れずに【再掲】

 
私達は、それぞれ、
自分自身にしかない自分だけの人生を生きています。
 
 
 
 
自分だけの人生なのだから、
 
 
誰かに遅れをとったとか、向かうべき道を間違えた、
ということは、勿論ありません。
 
 
 
いつでも、
自分にとって最善の道を進んでいるのです。
 
 
 
 
時に、
自分の思惑とは異なる道に進まざるを得ない、
ということもあるかもしれませんが、
 
 
それも、
自分だけにしか進むことの出来ない道でもあるのですから、
 
 
自分の向かうべき道であることに、変わりはないのです。
 
 
 
 
 
何を選択しても、どのように生きても、
自分だけの人生なのです。
 
 
 
何度でもやり直せるし、
いかようにも軌道修正することが出来るのです。
 
 
 
ある意味、
人生はいつでも、スタート地点なのです。
 
 
 
ですから、
自分の思うように、自由に生きるべきで、
 
 
そこに、
意味や解釈を考えて、自らを縛り付けてはいけないのです。
 
 
 
失敗を恐れずに、思い切り生きればいいのです。
 
 

徹底的に考える【再掲】

 
誰もが、
行動することの重要性を知っています。
 
 
 
ですが、同時に、
失敗が恐くて、行動することが容易でないことも
知っています。
 
 
 
そして、
いかに失敗をすることなく、行動出来るか、
ということについて考えるのです。
 
 
 
闇雲に行動したところで、
あまりにも無駄が多く、意味がないから考えるのです。
 
 
 
 
 
勿論、
考えるということは、とても重要なことです。
 
 
 
しかしながら、
多くの人の悩みには、
考えているばかりで、行動に移せない、
 
ということがよくあって、
 
 
それは、
自分でよく考えた上でないと、行動出来ない、
ということなのですが、
 
 
これを言い換えてしまうと、
 
 
よく考えていないから行動していない、ともなるのです。
 
 
 
つまり、
十分に考えていないから、行動に移せない、
 
 
ということで、
 
 
いつも、
考えるのが中途半端になってしまっていたり、
 
考えようとしても、考えているつもりになっているだけで、
実質、何も考えていなかったり、
 
 
といった状態に陥ってしまっているのかもしれません。
 
 
 
 
 
考えてからでないと行動に移せない、のであれば、
徹底的に考えるしかないのです。
 
 
 
とにかく、考えられることは全て考えるのです。
 
 
 
考えていないことが何かあって、
それが不安となって、行動出来ないのですから、
 
 
その不安となる要因を排除するのです。
 
 
 
他に何も考えることがないくらい考えてしまえば、
後は、行動するだけなのです。
 
 
 
 
徹底的に考えること、
 
中途半端のままでいては、
いつまでも同じパターンを繰り返すだけなのです。
 
 

軌道修正【再掲】

 
いろいろ悩んだ末に、
ようやく決断したことであっても、
 
 
それでも尚、
その決断したことに後悔してしまうことは、
誰しも覚えのあることだと思います。
 
 
 
 
何の後悔も未練もなく、決断出来ることというのは、
 
 
そもそも、自分にとって、
大したことではなかったのであり、
 
 
逆に、さんざん悩んで決めたのに
それでも迷いや後悔があるというのは、
 
 
それだけ大事な選択だったということでもあるのです。
 
 
 
 
自分が採らなかった選択肢というのは、
 
 
全てが空想で終始してしまうのであって、
そのことに思いを馳せたところで、何の意味もありません。
 
 
 
 
 
誰一人として、時を戻すことは出来ないのです、
 
 
 
ですが、いつでもどこでも、
軌道修正することは出来るのです。
 
 
 
 
 
人生を決める大事な局面や選択する場面というのは、
そんなに多くあるわけではありません。
 
 
 
大事な局面であるから、
その選択に間違いがないように、
 
 
慎重に思案するのか、もしくは、
直感に従って決めるのか、
 
 
全ては自分の判断次第。
 
 
 
 
大事なことであるが故に、
失敗はしたくないし、失敗することが赦されない、
 
 
と思ってしまうことでしょう。
 
 
 
ですが、
自分が何を選択しようとも、そこで終わりではないのです。
 
 
 
判断した時には、誤りはなかったとしても、
どこかで、失敗に転じるかもしれませんし、
 
その逆もまたあり得るのです。
 
 
 
 
人生は決断の連続なのです。
 
 
ですが、それで全てが決まるのではありません。
 
 
 
どこかで決断を誤ったとしても、
 
たとえ、
それがどのような状況であったとしても、
 
 
自分の思う方向に、軌道修正すればよいのです。
 
 
 
誤った状態のまま、その流れに乗って、
突き進むことも、時には必要なことではありますが、
 
 
恐れずに勇気を持って、軌道修正することも必要なのです。
 
 

悩むことを諦める【再掲】

 
誰もが、様々な悩みを抱えています。
 
 
 
一言に、悩みといっても、
解決出来るものもあれば、そうでないものもあって、
 
 
解決出来るものに関しては、
解決することさえ出来れば、悩みは解消されますが、
 
 
解決出来ないもの、とりわけ、
自分ではどうすることも出来ない問題については、
 
 
どれだけ悩もうが、その悩みに終わりはありません。
 
 
 
 
悩むことによって、問題が解決するのであれば、
いくらでも悩むでしょうが、
 
 
それをしたところでどうにもならないのであれば、
悩む必要はないのです。
 
 
 
悩むことをやめることが必要なのです。
 
 
 
 
私達の生きるこの世界には、
常に様々な自然現象が起きていて、
 
 
天候の変化や季節の変化というのは、
ごく当たり前のように起きるわけですが、
 
 
これらの一つ一つの現象が起きることに対して、
誰もがそのことに関して悩むことはないと思います。
 
 
 
 
これと同じように、
 
私達にとってどうにもならない問題というのも、
少なからず、当たり前のように存在するのであって、
 
 
そのことに、心を煩わせる必要はないのです。
 
 
 
 
 
しかしながら、
 
このように悩んでもどうにもならないと、
はっきりと分かっていても、
 
 
それでも悩むことをやめられないのも、また、
人間の性なのかもしれません。
 
 
 
悩むことをやめないのは、
その問題を解決することを諦めていない、からであり、
 
 
問題解決を諦めないのは、
問題から逃げてしまう自分にはなりたくない、
 
と心のどこかで思ってしまっているからなのです。
 
 
 
 
解決を諦めることで、
消極的な自分自身になることを恐れてしまっているのですが、
 
 
それが決してネガティブなことではなく、
 
 
解決が出来ない、ということをはっきりと理解した上で、
 
積極的な意志をもって、諦めることもまた必要なことなのです。
 
 
 
 
 
私達には、
まだまだ多くの解決出来ない悩みに溢れています。
 
 
 
そして、
その悩みの全てが解決出来るものではないのですから、
はっきりと、悩むことをやめることが必要なのです。
 
 
それを、自分の意志で決めるのです。
 
 

影響のちから【再掲】

 
私達の誰もが、
一人の人間として成長し、生きていられるのは、
 
周囲や環境から得られる影響のおかげです。
 
 
 
赤ちゃんの頃はもとより、
母親の胎内にいる頃から、すでに、
周囲の影響を受けて育つという事実はよく知られているところであり、
 
 
成長する過程での周囲からの影響というのは、
無視することの出来ない、とても重大な問題なのです。
 
 
 
もっと言うと、
 
人格形成、生き方、成長、さらにいえば死に至るまでの人生の全てが、
周囲からの影響によって成り立つものだと
理解した方がより正しいと言えるでしょう。
 
 
 
 
自分の人生が、
 
幸福になるか、不幸になるか、
知識や経験が多くあるのか、そうでないか、
性格が温和なのか、粗暴なのか、
 
 
これらの全ても、周囲から受ける影響次第です。
 
 
 
それだけ、
周囲の影響というものは、計り知れるものではなく、
人生における全ての鍵とでも言えるのです。
 
 
 
 
また、
 
自分がこのような人間である、と、
自分でイメージする自分の姿は、必ずしも、
 
 
自分の意志だけでそうなったわけではなく、
周囲の環境からそう形作られたものでもあるのです。
 
 
 
 
ですので、反対に、
 
自分の中で、
性格を直したい、心の未熟なところを直したい、
ダメな自分のままでいたくない、
 
 
といった悩みを持っていることも、多々あるかと思いますが、
 
 
そういう時においても、
周囲の影響という力によって、改善させることも出来るのです。
 
 
 
私達は、弱い生き物であるが故に、
自力だけではどうにかすることも難しいことの方が多いのですが、
 
 
それでも、
周囲の力を利用することによって、
問題を解決することも出来るのです。
 
 
 
 
 
 
私達には、
自分で自分の周囲を選ぶことが出来る自由があります。
 
 
 
親を選ぶことは出来ませんが、
 
どういう知識を得るのか、どういう仲間を作るか、
どの様な場所に住むか、どんな仕事に就くか、何を食べてどの様に生きてくか、
 
 
自分で選択出来るチャンスがあるのです。
 
 
 
自分の幸福のために、しっかりと環境を選んで生きること。
 
 
今からでも遅くありません、
ただ流されたままに生きていくのは、もうやめるべきなのです。
 
 
 
いつ何時も、
なによりも自分のために、環境を選ぶことをやめてはいけないのです。